【必読】ギター初心者の方がおぼえておきたいギターの各部の名称

アコギ入門講座

 

  • ギターの用語がよくわからない
  • YouTubeを見て練習しているけど、知らない言葉がよく出てくる
  • ギターのことをもっと知りたい

ギターの用語を知らずに、正しい弾き方を学んでいくのは難しいです。

私は12年間ギター講師を続けており、2020年に独立して東京都練馬区にてギター教室を運営しています。これまでに500名以上の生徒さんのレッスンを行ってきました。

そんな私も、ギターを独学で始めたころはギターや音楽の知識が全くありませんでした。

本に書いてあることをよく理解せずにひたすらに練習してたくさん遠回りをしてきました…

みやした
みやした

ギターの知識をおぼえよう!

この記事では、「ギターを弾く上で最初におぼえておきたいギターの各部の名称」について解説します。

練習するうえで、楽譜やYouTubeの動画などで、ギターの用語が出てくることが多いです。今回の記事で、ギターを弾くのに必要な言葉をおぼえて、よりギターへの理解を深めましょう!

ではさっそく学んでいきましょう!

ギター各部の名前と解説

全体図

 

ヘッド

 

ギターの先端部分をヘッドといいます。

ヘッドにはメーカーのロゴがついています。

ヘッドの形もさまざまなデザインがあり、メーカーによって個性が出る部分です!

ペグ

 

チューニング(音の調整)をするために締めたり、ゆるめたりする道具をペグといいます。

ペグは6本の弦にそれぞれ1つずつ付いています。

アコースティックギターやクラシックギターでは左右に3本ずつ付いているのが一般的です。

またエレキギターでは写真のように6本すべてが並んでいるものもあります。

ペグは反時計回し(締める方向)で音が高くなり、時計回し(ゆるめる方向)で音が低くなります。

ネック

 

ギターのヘッドと本体の間の部分をネックといいます。

良いアコースティックギターにはマホガニーという木材が使われることが多いです。

ナット

 

ヘッドとネックの間の弦をのせる部分をナットといいます。

ナットはプラスチックなどの樹脂製のものや、牛骨、象牙で作られているものがあります。

材質によって音色が変わってくるので、ギターの音質に関わる大切なポイントです。

指板(フィンガーボード)

 

ネックの表側の部分を指板(フィンガーボード)といいます。

良いギターにはエボニー(黒檀)やローズウッドが使われることが多いです。

音質はもちろん、ネックの強度に関わる大切なポイントです。

フレット

 

指板に打ち込まれた金属の棒をフレットといいます。

フレットはアコギの場合、20フレットまであることが多いです。

ナット側から1フレット、2フレット…と数えて、1つ上がるごとに半音ずつ高くなります。

高くなるにつれてフレットの間隔が短くなります。

材質はニッケルシルバー(洋白)というスプーンやフォークにも使われる素材が多く使われています。

エレキギターの場合は、ステンレスを使用する場合もあります。

ポジションマーク

 

指板とネックの横側についている目印をポジションマークといいます。

多くのギターでは3、5、7、9、12フレットについています。

12フレットは、マークが2つになることが多いです。

また指板側についているマークはインレイともいいます。

ここには貝殻や他の木材を埋め込んで、オシャレなデザインになっているものも多いです。

トラスロッド

ネックの中に組み込んである鉄の棒をトラスロッドといいます。

アコギのネックの場合、弦が張ってある状態で60kg以上の負荷がかかっています。

そのためネックは木材だけだと反ってしまいやすいので、このトラスロッドを締めたり、ゆるめたりしてネックの反りを矯正します。

ボディ

 

ギターで最も重要な音を響かせる胴体の部分をボディといいます。

ボディにもさまざまな部位があるのでチェックしましょう。

サウンドホール

 

ボディにある穴をサウンドホールと呼びます。

弦の振動にボディが共鳴して、その響きがサウンドホールから外側に出てきます。

サウンドホールにはモザイク(寄木細工や貝殻)という装飾がされているものもあります。

ピックガード

 

サウンドホール付近に取りつけてあるプラスチック板をピックガードといいます。

ピックで弾いた際にボディに傷がつかないように守るものです。

メーカーによって色や形が異なります。また最近はピックガードがついていないモデルも多いです。

トップ(表面版)

 

ボディの表側の板をトップ(表面版)といいます。

材質は主にスプルース(松)やシダー(杉)が用いられます。

スプルースは透き通った明るい音色、シダーは柔らかく温かみのある音色であることが多いです。

サイド(側面版)

  

ボディの横側の板をサイド(側面版)といいます。

バック(裏板)

 

ボディ裏側の板をバック(裏板)といいます。

サイドとバックは基本的には同じ木材が使われます。

良いギターにはローズウッドやマホガニーなどが使用されます。

ブリッジ

 

弦の端をボディに固定しておく部分をブリッジといいます。

木材はエボニーやローズウッドが一般的に使用されています。

サドル

 

弦をのせておく部分をサドルといいます。

ナットと同じく、プラスチックや牛骨、象牙などが使用されます。

ブリッジピン

 

ブリッジに弦を止めておくパーツをブリッジピンといいます。

弦交換の際には弦をゆるめてから工具をつかって取り外します。

エンドピン

 

ボディの底に取りつけてあるパーツをエンドピンといいます。

ストラップ(肩掛け)を取り付ける際に使用します。

まとめ

今回はギター初心者の方がおぼえておきたいギターの各部の名称について解説しました。

丸暗記する必要はないですが、わからない言葉が出てきたときにもう一度チェックしてみてください!

もしギターのことでわからないことがあれば、お気軽にコメントください!

いただいた質問にはすべて回答していきますのでよろしくお願いいたします!

最後までご覧いただきありがとうございました!

ギター講師 宮下康平

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