「Fコードが鳴らない…」
「人差し指が痛い…」
そんな悩みを抱えている初心者ギタリストの壁といえば、バレーコード(セーハ)ですよね。
本記事では、バレーコードの正しいやり方と、押さえるときのコツを具体的に解説します。
最初に覚えたいバレーコードの選び方や、ギターの状態チェックまで網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください!
セーハ(バレー)とは?

セーハ(バレー)とは、指1本(主に人差し指)で複数の弦を同時に押さえることです。
セーハ(バレー)をするコードをバレーコードと呼んでいます。
セーハを習得すると、開放弦に頼らないコードが押さえられるようになり、コードの幅が一気に広がります。
ただし、最初はうまく音が鳴らなかったり、指が痛くなったりするのが普通です。
まずはフォームを丁寧に身につけることから始めましょう。
最初に覚えたいバレーコード(コード図つき)

初心者でも比較的押さえやすいコードから取り組むのがポイントです。
以下のコードは、音数が少なくセーハの負担も小さめなのでおすすめ!
- ✅ Dm7(1フレットセーハ・コードフォームが他より簡単)
- ✅ Bm7(2フレットセーハ・形が安定しやすい)
- ✅ F(ギター初心者の関門!)
- ✅ B♭(薬指セーハの練習)
👉 最初はDm7など、押さえやすいコードから始めてみましょう!
実際にコードを押さえるコツ
🎸 Dm7(バレーコード入門に最適)


- ✅ 人差し指の第1関節を伸ばしきる(軽く反らせる)
- ✅ 親指はネックの裏の中央に
- ✅ 指の「腹」ではなく「側面」で押さえる
- ✅ 中指はフレットから少し遠くても大丈夫
🎸 Bm7


- ✅ 人差し指を5弦2フレットからセーハする(6弦は押さえない)
- ✅ Dm7と同様に、親指はネックの裏の中央に(3フレット裏に合わせると薬指を広げやすい)
- ✅セーハしたら、薬指→中指の順に押さえる
- ✅ 薬指と中指は良く立てて、下の弦に触れないようにする
🎸 F
Dm7とBm7に慣れてきたらFコードの練習を始めましょう!

- ✅ 人差し指を6弦1フレットからセーハする
- ✅ 同様に、親指はネックの裏の中央に
- ✅ 指を置く順番は、人→薬→小→中の順に
Fがどうしても難しい場合はFⅯ7(Fメジャーセブンス)というコードに置き換えるのもオススメです。
試してみたい方は下記の記事もご覧ください!
🎸 B♭
Fコードに慣れてきた後にB♭コードの練習を始めましょう!

- ✅ 人差し指で5弦1フレットからセーハ(1弦はミュートでも良い)
- ✅ 薬指で4弦3フレットから2弦までセーハ、第1関節を反らせて1弦は押さえない
- ✅ 難しければ、まずは薬指だけで練習する
セーハ、バレーコード共通のポイント
- セーハする指は関節を伸ばしきる(場合によっては関節を反らせる)
- 親指はネックの上に出さず、真ん中まで下げる。
- 親指は押さえている人差し指より右側に置くと、他の指が広げやすい
- 最初は場所があっていれば、音が完璧に出ていなくても気にし過ぎない!
ギターのコンディションをチェックしよう
いくら練習しても音が鳴らない…
そんなときはギター自体の状態が原因の可能性もあります。
🔧 弦高とネックの反りをチェック
弦高のチェック

- 12フレットの弦高 → ルーラーで測定(目安:6弦側2.0mm前後、1弦側1.5mm前後)
ネックの反りのチェック

- ネックの反り → 1フレットと最終フレットを押さえて12フレットの隙間をチェック
→0.3~0.6mm( 紙1枚〜名刺1枚程度)が理想
🔧 弦の太さ(ゲージ)も見直そう

- 弦が太いと押さえにくく、バレーコードが難しく感じる原因に
- 初心者には「エクストラライトゲージ」の弦がおすすめ!
まとめ
バレーコード(セーハ)は、初心者にとって最初の大きな壁ですが、正しいフォームとコツを押さえれば必ず乗り越えられます。
まずはDm7やBm7など押さえやすいコードからスタートし、少しずつ感覚を身につけていきましょう。
押さえにくいと感じたときは、ギターのコンディションや弦の見直しも忘れずに。
地道な練習を積み重ねて、「Fコードの壁」を一緒に乗り越えましょう!
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